c#でファイルの書き込み方法
データの保存にはファイルが用いらる。C#ではファイルの入出力についてもクラス
ライブラリが整備されている。ファイル入出力のクラスは主にSystem.IO名前空間に
存在する。
●ファイルへの出力
まずはファイルへの出力を説明。以下、ファイルへテキストを出力するサンプルプログラム。
1: using System;
2: using System.IO;
3:
4: class FileIn
5: {
6: static void Main()
7: {
8: //this.txtへ書き込み
9: StreamWriter writer = new StreamWriter("this.txt");
10:
11: //Text in the file!という文字列を書き込みする指定
12: writer.WriteLine("Text in the file!");
13:
14: //ファイルへ書き込み
15: writer.Flush();
16:
17: //ファイルのロックを解除
18: writer.Close();
19:
20: Console.WriteLine("書き込み終了");
21: }
22: }
2行目でSystem.IO名前空間を使用することを宣言する。9行目がクラスライブ
ラリにあるファイル出力用のクラスStremWriterを使用しているところ。文字列
をファイルへ出力する際に使用。同じく9行目で指定しているthis.txtが出力先
のファイル名になる。通常ファイルが存在する場合は上書き、ファイルが存在し
ない場合は自動的にファイルを作成してから書き込む。
12行目のWriteLineメソッドででText in the file!という文字列をファイルに
書き込んでいる。この時点では書き込む文字列を指定しただけでファイルへの書
き込みは行われない。15行目のFlushメソッドで今までに指定した書き込み文字列
がファイルに書き込まれる。
18行目はファイルへの書き込みが終了したことをWindowsに通知するメソッド。
ファイルへ書き込みをするときは、他のアプリケーションが書き込み中のファ
イルへアクセスできないように、ファイルをロックする。これを解除しないま
ま、プログラムの実行を続けてしまうと、いつまでもファイルがロックされた
ままになってしまう。ファイルへのアクセスが終了したら、かならずCloseメ
ソッドを実行。以上でファイルへの文字列の書き込みは終了。
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